【ポケモンORAS S17使用構築】サザングロス・エレメント【最高/最終レート 2009 最終順位 475位】
初めに
初めまして、ドノウエと申します。 以前にも構築記事を書いたことはありましたが、あまりにもレートで結果が出なかった際に勢い余ってブログを爆破してしまったので、今回改めてブログを開設することにしました。
新しくブログ記事を書くにあたって、自分の中で「レートが2000を越えたもののみを構築記事にする」という実力に見合わないルールを作ったがために、今まで構築記事を書くことはありませんでした。しかし、今回最終シーズンによるインフレの影響もあり、ようやく2000に乗せることができたため、こうして構築記事を書くに至りました。
拙い自己満足記事ではありますが、読んでいただけると幸いです。
これ以下は常体で書きますが、文章を書くということに手慣れていないので、文体が混在している可能性があります。こっそりと指摘していただけると幸いです。
また、リンク先はすべて無断リンクです。問題がある場合はご一報ください。
構築経緯
第6世代最終シーズンということもあり、嫁ポケであるエルフーンは確定。エルフーンと相性がいいメガ進化ポケモンを探していた際に、サザングロス界隈の長であるペラさんに「サザングロスとエルフーンってどうなんですかね?」と尋ねたところ、「相性補完としてはいいと思います!」という答えが返ってきたため、サザングロス+エルフーンの並びでいくことを決定。サザングロスに関してはS10あたりで使った際に、1800すら乗せられないという悔しさもあったため、リベンジの意味合いもあった。
サザングロスエルフーンではファイアローやバシャーモが一貫しており、メガガルーラに受けだせるポケモンも欲しかったため、ヒードランとブルンゲルを採用。また、ボルトチェンジを無効化でき、スイクンや催眠ゲンガーに強いポケモンとしてカゴのみを持たせたトリトドンを採用した。
個体紹介
サザンドラ (NN : Eternal*Dark)
性格 : 控えめ 特性 : 浮遊 持ち物 : こだわりスカーフ
実数値 : 169(12)-*-111(4)-190(220)-122(92)-141(180)
技構成 : 流星群 悪の波動 気合玉 火炎放射
今回の構築のスタート地点。と言いたいところではあるが、持ち物や技構成に関しては1番最後に決まった。PT全体でゲッコウガやメガゲンガーを素で抜けるポケモンが1匹もおらず、後述するメガメタグロス、エルフーンもあまりSに割いていないためPT全体が鈍足気味だったためスカーフを持たせた。
傍から見たらバレバレなような気もしていたが、襷でもないゲッコウガやゲンガーが思った以上に突っ張ってきたので意外とバレてなかったのかもしれない。
調整はSをスカーフ込みで準速スカーフドリュウズ抜き、DはC4振りメガゲンガーに後出ししたときに気合玉が飛んできても大丈夫なところまで振っている。珠で使うかもなぁ、と漠然と考えていたためHが10n-1になっているが、D100で残りをCに回してもよかったかもしれない。
技構成は高威力の流星群、一貫性のとりやすい悪の波動は確定とし、ガルーラやバンギラスへの打点として気合玉、対炎4倍への打点として火炎放射とした。しかし、ナットレイはほぼ後述するメガメタグロスやヒードランで対処ができ、ハッサムにはほとんど当たらなかった一方、数を増やしたマリルリに対して何もできないため大地の力などに変えるべきだったかもしれない。
若干トリトドンと役割が被っていたこともあり、選出率は控えめの5位。
メタグロス (NN : ペラグロス)
性格 : 意地っ張り 特性 : クリアボディ → かたいツメ 持ち物 : メタグロスナイト
実数値(メガ前) : 173(140)-203(236)-150-*-110-107(132)
実数値(メガ後) : 173(140)-214(236)-170-*-130-147(132)
技構成 : 思念の頭突き アームハンマー 冷凍パンチ バレットパンチ
唯一のメガ枠にして、唯一の物理型(50戦位してから気づいた)。最初は陽気にして、
上のペラさんの記事の調整を丸パクりしていたが、このPTにおいてメガメタグロスでガブリアスを見る必要がなかったため、メガガルーラをアームハンマーで一撃で持っていける可能性のある意地っ張りに変更した。
S調整に関してはメガ後に最速ギャラを抜くところまで振っているが、このPTはサザンドラ+マリルリの並びがどうしようもないぐらい重かったので、Sをメガ後に準速サザンドラ抜きまで振るべきかもしれない。その場合、A特化した霊獣ランドロスの地震が確定耐えから高乱数耐えに変わってしまうことは不安要素ではある。
技構成は一貫のとりやすい思念の頭突き、メガガルーラへの打点としてアームハンマー、ボーマンダや霊獣ランドロス(ついでにガブリアス)への打点として冷凍パンチ、先制で打てるバレットパンチとした。一般的なフルアタメガメタグロスである(と僕が勝手に思っている)ので、技構成に関しては特にいうことはないだろう。多分。
ペラさんの名前を冠しただけあって、自覚のあるメガメタグロスであった。選出率は堂々の1位。
エルフーン (NN : かしお)
性格 : 図太い 特性 : 悪戯心 持ち物 : ゴツゴツメット
実数値 : 167(252)-*-150(252)-97-96(4)-136
技構成 : 宿り木の種 コットンガード ムーンフォース アンコール
PTのマスコット枠。個人的にはエルフーンはこの型が1番強いと思っているので、今回どうしてもこのエルフーンと2000を達成したかった。
エルフーンというと真っ先に思いつくのが宿り木の種+身代わりで相手をハメる型ではあるが、メガガルーラやファイアローといった一線級で活躍するポケモンが天敵であるため、こういったポケモンのいるPTには繰り出していけなかった。しかし、ゴツメエルフーンであればメガガルーラに後出しができる上に、場合によってはファイアローすらハメることができる。特に、このPTは明らかにブルンゲルでメガガルーラを対策しているように見えるので、出てくるガルーラのほとんどが嚙み砕くを持っており、ゴツメエルフーンに後出しすることができる冷凍ビームや大文字を持ったガルーラはほとんど繰り出されなかった。また、対ガブリアス、対キノガッサに対しては圧倒的に強いのもポイントである。一方、メガゲンガーには一方的に蹂躙されるだけなので、安易にガルーラ入りには繰り出せないのが辛いところである。
努力値振りに関しては、物理受けとしては心許ない耐久しかないのでHBぶっぱとした。技構成は回復ソースとなる宿り木の種、物理耐久を上げるコットンガード、起点防止のアンコール、挑発されたときに何もできないのは困るので攻撃技としてムーンフォースを採用した。ナットレイやフシギバナに何もできないが、そのあたりのポケモンにはメガメタグロスやヒードランが勝てる上に、そもそもそういったポケモンがいるPTにエルフーンを繰り出すことはほとんどないのであまり問題はなかった。
選出率は最下位な上に出オチすることも多かったが、このエルフーンで3タテを決めることもあったり、何より選出誘導力が高いのがこのポケモンの1番の強みなので影のエースといっても過言ではない(過言)。
ヒードラン (NN : G.G.)
性格 : 控えめ 特性 : 貰い火 持ち物 : こだわり眼鏡
実数値 : 197(244)-*-126-200(252)-126(8)-98(4) ※非理想個体
技構成 : オーバーヒート ラスターカノン 噴煙 原子の力
サザングロスエルフーンでは辛いファイアローやメガリザードンを牽制するためのヒードラン。また、ヒードランを入れることでエルフドランという相性補完に優れた並びを作ることもできる。
準伝説特有の恵まれた種族値を持っており、エルフーンやブルンゲル、トリトドンの火力が低いため、火力を出すために眼鏡で採用した。努力値振りや技構成に関しては、ととさんの
を参考にした。ちなみに、後述のトリトドンもととさんの型を丸パクりしている。
トレーナーカードを見て気付いた人もいるかもしれないが、このPTは一般的なメガリザードンYの技構成なら全員に抜群がつけるので、相手PTにYだと思われるリザードンがいた場合には確実に選出していた。Xだと思われるリザードンは、ヒードランに有効打がない型が流行しているのであまり選出されなかった。控えめメガリザードンYの気合玉も本来なら確定で耐えるのだが、僕が妥協個体を使っているせいで低乱数で落ちる。一度だけそれで負けたので、こういう思いをしたくなければちゃんと厳選しましょう(戒め)。
選出率はあまり高くなかったが、出した試合の勝率は最も高かった。
ブルンゲル (NN : JewelryJelly)
性格 : 図太い 特性 : 呪われボディ 持ち物 : オボンの実
実数値 : 204(228)-*-121(156)-118(100)-126(4)-83(20)
技構成 : 波乗り 祟り目 鬼火 自己再生
メガガルーラ・バシャーモに強いクラゲ。調整はオクランさんがS10で使用していたものを参考にSを振らずHを207まで伸ばして挑発を採用していたが、霊獣ランドロスの地震を低乱数→高乱数の順で引いたためにオボンが発動せずに倒れるという事件が2度起き、挑発を打つ機会よりも祟り目を打ちたい機会のほうが多かったため、結局丸パクりとなった。
今期は嚙み砕くガルーラや叩き落とすバシャーモが増えていた影響もあり、若干向かい風気味ではあったが、それでも呪われボディが発動すれば誤魔化せる面もあり非常に活躍してくれた。
全幅の信頼を置いていたので、ガルーラを見たら大体選出していた。選出率3位。
トリトドン (NN : さくらもち)
性格 : 生意気 特性 : 呼び水 持ち物 : カゴの実
実数値 : 214(220)-107(28)-89(4)-112(4)-147(252)-53
電気(主にボルチェン)の一貫を切る枠として採用。調整は先述した通り、ととさんの
を丸パクりした。丸パクりばっかじゃねえか!!!という突っ込みは受け付けていない。ボルトスイクン、クレセドランの並びに対してはこのポケモン1匹で壊滅に追い込めるのが強み。
いわゆる厨パの並びに対しては、先ほどのブルンゲルと合わせてほぼ毎回同時に選出していた。厨パの並びではガルーラとゲンガーがメガ進化することが多かったので、ガルーラに対してはブルンゲル、ゲンガーに対してはトリトドンを繰り出すことでまずまずの勝率は出せた。
技構成に関しては、ととさんの記事にもあるように瞑想ライコウ対策の地震、3割で誤魔化せる熱湯、特殊技を跳ね返すためのミラーコート、体力・状態異常を回復できる眠るを選択した。地割れがほしい場面は多々あったが、初手ゲンガーと対面した際に相手のゲンガーが催眠術を持っている場合、相手の行動はほぼ催眠→催眠→祟り目の順だったので、それに合わせて熱湯→地震→ミラーコートの順で選択すれば、催眠術が2回連続で当たりなおかつ最速起きしなかった場合以外はトリトドンが勝つのでどの技も切ることができなかった。
ボルトロスに対しては、オボンの実を持った悪だくみ型の場合C+6気合玉ですら耐えることができるので、草結びを持っているボルトロス以外に対しては非常に安定して勝てる。最近流行りの毒を撒いてくるボルトロスを相手にするのは辛いが、ボルトロス側も勝てないのでお互い裏のポケモンで何とかするしかない。
熱湯で全然焼いてくれないこと以外は非常に優秀だった。選出率2位。
基本選出
- vs 厨パ及びその亜種
初手は特に決めていないが、最終日はほぼブルンゲルを初手に出すことで安定した勝率が出せた。初手ゲンガーに対してはトリトドンをあと投げ。最後の1匹はメタグロスが入ることが多かったが、ブルンゲルが物理受けとして過労死しそうな場合にはエルフーンを選出した。
その他のPTに関してはあまり決めていなかったが、メタグロスを初手に繰り出すことが多かった。
苦手なポケモンなど
- 眼鏡サザンドラ
竜悪格闘炎の技範囲でトリトドン以外の全員に抜群がつけ、抜群をとられないトリトドン側の有効打がないので非常に重たい。ブルンゲルに後出ししてくるので、鬼火を入れて、悪の波動に対してサザンドラやトリトドンを繰り出しスリップダメージを稼ぐことで何とかしていた。
- 受けループ
特に対策をしておらず、当たらないことを願っていた。相手の選出次第では、ヒードランをグライオンで見ようとしてくるので、そのタイミングでオーバーヒートをぶち込めば勝てることもある。なお、外したため負けた模様。
実際、今シーズンは純正受けループやそれに準ずる受けループには1回しか当たらなかったので、対策を切っていたが問題はなかった。
終わりに
今回は最終シーズンということもあり、何が何でも最後の最後に2000に乗せたいという気持ちが強かったので、念願を達成することができて本当に良かったです。正直、全然勝てなくて「何が楽しいんだ、こんなクソゲー!」と叫んでいた時期もありましたが(その結果がブログ爆破だったりする)、結局やってるあたり、ポケモンが好きなんだなあと思いました。Twitter上では大体メンヘラ化しているので、見苦しい姿をたくさんの人に見せつけていましたが、2000を達成したときには多くの人からおめでとうのリプライをいただいたので本当に嬉しかったです。
今後は修士論文も佳境に入り、4月からは社会人1年目として働くことになるので、サンムーンになってからどうするかは未定ですが、落ち着いたらなんだかんだでまたレートに潜ってるんじゃないかな、と思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何かありましたら、Twitterまでよろしくお願いいたします。
ではでは。
謝辞
今回の構築名ですが、Twitter上で「サザングロスエルフドランじゃ中2臭さがない!!!」と叫んでいたところ、オクランさんからこの名前をいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。